意外とカンタン♬電子書籍の出版「難しいと思ってたんでしょ！そんなコトないですヨ☺」その６０５

「小説初心者のための基本スキル講座〜電子書籍デビューへの第一歩〜」

 

 

 

はじめに

「小説を書いてみたいな…」
そんなふうに思ったこと、ありませんか？

頭の中に物語の種はあるのに、「どうやって始めればいいの？」「本当に私に書けるのかな？」と、足踏みしてしまっている方も多いかもしれません。

でも、安心してください。小説を書くことに、特別な才能は必要ありません。
大切なのは、“基本的なスキル”と“書き続ける姿勢”です。

この講座では、小説初心者が押さえておきたい3つの基本スキルと、よくある失敗とその対策についてご紹介します。
基礎をしっかり身につければ、アナタの物語が形となり、電子書籍として世に出る日も、きっと遠くありません。

1. 小説執筆に必要な3つの基本スキル

1-1. 文章力を鍛える

文章力は、小説を書くうえでの土台となる力です。
どんなに面白い物語のアイデアがあっても、伝える文章が整っていなければ、読者には響きません。

まずは毎日、少しずつ文章を書く習慣をつけてみましょう。
日記やSNSの投稿、映画の感想文など、テーマは自由で大丈夫。継続することが、自然と文章力を育ててくれます。

さらに、「書いた文章を読み返す・直してみる」という作業も大切です。
自分の書いたものに対して「もっとわかりやすくできないかな？」「他の言い回しは？」と考えることで、表現力がグッと磨かれていきます。

1-2. 構成力を磨く

魅力的な小説には、読み手を引き込む構成があります。
ストーリーの流れがスムーズで、起伏があり、読み終えたあとに「いい物語だった」と思わせるような仕掛けが施されています。

初心者にとってわかりやすいのが、「起承転結」や「三幕構成」「序破急」などの基本的な構成法です。
まずは、アナタが好きな小説や映画を振り返り、物語の流れを分解してみましょう。

• どこで物語が動き出したのか？
• どんな伏線が張られ、どう回収されたのか？
• 登場人物はどう成長していったのか？

こうした分析を繰り返すことで、物語の骨組みを作る力が少しずつ養われていきます。

1-3. 観察力を養う

小説はフィクションでありながら、読者にとって「本当にありそう」と思わせる“リアリティ”が求められます。そのリアリティを支えるのが「観察力」です。

たとえば、

• 人のちょっとした表情やしぐさ
• 街の音、風のにおい、空の色
• 日常のなかで心に引っかかった一瞬の違和感や感動

こういったものを普段から意識して観察し、感じたことを記録する習慣を持つと、作品の描写に深みが生まれます。

ただ見るだけでなく、「なぜ自分はそれを印象的だと感じたのか」まで掘り下げてみましょう。それが、アナタ独自の視点になって、小説の中に活きてきます。

スマホのメモ帳や小さなノートに、気づいたことや感じたことを書き留めていく――
それだけでも、確かな力になります。

2. 初心者がよくする失敗と対策

2-1. 完璧主義を手放す

「最初から完璧な文章を書かないといけない」
そんなふうに思い詰めて、なかなか筆が進まない…。これは初心者にとって、よくある悩みです。

でも、小説は“書きながら磨いていく”もの。
最初は下手でもかまいません。まずは最後まで書ききることが、何よりも大切です。

あとからいくらでも直せますし、推敲の中でこそ本当の力がついていきます。
大切なのは、まず「一歩を踏み出すこと」。

失敗を恐れず、とにかく書いてみましょう。書いた先にしか、次のステップは見えてきません。

2-2. 短編から始める

いきなり長編小説に挑戦して、途中で挫折してしまう…。これも初心者によくあるケースです。

小説の完成には時間とエネルギーが必要です。初心者にとって最も大切なのは、「書き上げる経験」を持つこと。

そこでおすすめなのが、「短編」からスタートすること。
1,000〜5,000字ほどの短い物語なら、数日で完成させることも可能です。書き上げたという達成感が自信につながり、次の挑戦にも弾みがつきます。

また、連作短編や中編、さらには連載形式で少しずつ物語を積み重ねていくのも良い選択肢です。自分に合ったペースで、無理なく書き続けられる形を見つけましょう。

おわりに

小説を書くということは、アナタの内なる世界を言葉で表現し、誰かに届けるという、特別な体験です。

文章力、構成力、観察力という基本を大切にしながら、一歩ずつ前に進んでいけば、必ず成長していけます。
失敗しても大丈夫。書けば書くほど、物語はアナタの中で豊かに育っていきます。

そして、アナタの作品が電子書籍として世に出れば、その言葉は誰かの心に届きます。
それは、きっと他の何にも代えがたい喜びになるはずです。

さあ、アナタの物語を待っている読者がいます。
今こそ、ペンを取ってみませんか？

 

 

 

 

意外とカンタン！

電子書籍出版までの１０ステップ