「電子書籍の売上アップに効く!読者と信頼を深めるメルマガ戦略ガイド」
はじめに
「せっかく心を込めて書き上げた電子書籍、もっと多くの人に読んでもらいたい」
そんなふうに感じているアナタへ。
それはアナタだけの悩みではありません。今や電子書籍は年々増え続けていて、ただ出版するだけでは埋もれてしまう時代です。
でも大丈夫。そんな今だからこそ、メルマガという“つながりのツール”が、アナタの強力な味方になってくれます。
メルマガは、ただのお知らせではありません。アナタの想いや考えを、言葉にして届けられる貴重な手段。
けれど、「どんな内容を送ればいいの?」「頻度は?タイミングは?」と、始める前に不安や疑問も出てくると思います。
このガイドでは、電子書籍を出したばかりのアナタや、これから出版を目指しているアナタに向けて、
読者との信頼を育てていくメルマガ戦略の基本を、ていねいに、親しみやすくお伝えしていきます。
アナタの言葉が、ちゃんと読者の心に届くように。そんな思いを込めて。
1 読者のニーズをしっかり理解しよう
読まれるメルマガを届けたいなら、まずは「読者がどんなことを知りたがっているのか」を深く理解することが出発点です。
アナタの伝えたいことだけを押しつけていては、届くものも届きません。相手の立場に立ち、「この人はどんな悩みを抱えているのだろう?」と想像するところから始めましょう。
・ターゲットとなる読者の年齢、性別、生活のリズムを明確に描けているか
・日常のどんな場面で困りごとを感じているのか
・どんな言葉に安心したり、共感したりするのか
たとえば、子育て中のママを想定するなら、「子どもが寝ているあいだに読める」「家事をラクにする方法」など、実生活に寄り添ったテーマが喜ばれます。
Googleの検索候補やX(旧Twitter)のアンケート機能なども使って、リアルな声を拾いにいきましょう。
読者の気持ちに寄り添う視点が、信頼されるメルマガの第一歩になります。
2 読みたくなる内容を届けよう
メルマガは、読者の貴重な時間を少しだけお借りして、アナタの声を届ける手段です。
だからこそ、「読んでよかったな」「また次も楽しみ」と感じてもらえる内容でなければ意味がありません。
・読者の暮らしに役立つ知識やヒントが含まれているか
・読みやすい文章の長さやトーンになっているか
・売り込みだけでなく、あたたかさや共感が伝わっているか
たとえば、配信のタイミングとしておすすめなのは「金曜の朝9時」。
多くの人が週末モードに切り替わる頃なので、落ち着いて読んでもらえる可能性が高まります。
そんなとき、冒頭に「今週もおつかれさまでした」と一言添えれば、ふっと心がやわらぐもの。
・はじめに「共感」のひとことがあると、最後まで読みたくなる
・本文には、その週に使える“ちょっと便利な情報”をひとつ入れてみよう
・そして、メールの終わりには「読んだあとにどうしてほしいのか」をきちんと書くこと
読者が思わずうなずいてくれるような、そんなメッセージを毎回届けていきましょう。
3 配信後の反応をしっかり見よう
メルマガは、送ったら終わりではありません。むしろ、そこからが本番です。
どんな反応があったのか、読者はどんなふうに受け取ったのか。それを見つめることが、次の一通をよりよいものにしてくれます。
・開封率、クリック率、解除率などの数字を見ているか
・配信時間や件名の違いによって、反応がどう変化したか把握しているか
・うまくいかなかったとき、何が原因だったのか振り返ってみたか
たとえば、朝7時に送ったメールの開封率が20%だったのに、夜9時は10%だったという結果が出たとします。
そのデータは、アナタにとって大切な“ヒント”です。読者の生活スタイルに合った時間帯を見極めるだけで、効果はグッと高まります。
・件名に数字や問いかけがあると、つい開いてしまいやすい
・反応が良かった過去のメルマガを見直して、再編集してみる
・月に1回は、まとめて数字を見返す“振り返り時間”をつくると新しい発見がある
4 ステップメールで自然な導線をつくろう
「はじめまして」の相手にいきなり商品の話をしても、なかなか心は動きませんよね。
メルマガでは、アナタの想いを少しずつ丁寧に届けていくことが大切です。そこで便利なのが「ステップメール」です。
・第1通目:まずは自己紹介と、無料で役立つ情報をプレゼント
・第2通目:なぜこのテーマを選んだのか、アナタ自身の経験を語る
・第3通目:読者が悩んでいることへの具体的なアドバイス
・第4通目:自然な流れで電子書籍を紹介し、読んでみたくなる気持ちを引き出す
このように段階を踏んで話を展開することで、読者は「この人の言葉は信頼できる」と感じるようになります。
そして、その信頼が「読んでみようかな」という気持ちにつながっていきます。
5 メルマガはどんなジャンルでも役に立つ
メルマガは、特別な分野だけのものではありません。
どんなテーマの電子書籍にでも、“読者とのつながり”をつくる力があります。
・家事や育児の工夫を紹介する暮らし系
・副業や働き方をテーマにしたビジネス系
・食事や健康管理を扱う実用ノウハウ系
・ペット、ガーデニング、料理など、日常の楽しみを深める趣味系
読者は、アナタの言葉に触れて「もっと知りたい」と思ってくれるようになります。
その気持ちに寄り添って、あたたかな文章で語りかければ、必ずアナタの世界観に共感してくれる読者が生まれていきます。
6 読者との距離を縮める工夫を忘れずに
メルマガは、アナタと読者をつなぐ“小さな橋”です。
だからこそ、言葉のひとつひとつに、思いやりとあたたかさを込めましょう。
・件名にアナタの名前を入れると、親近感がわきやすい
・本文の最後に「読んでくれてありがとう」と感謝の言葉を添える
・「どんなメルマガが読みたいですか?」と質問を入れて、返信を促す
・ときにはアンケートや感想募集で、読者と一緒にメルマガを育てる
「このメルマガ、なんだか好き」
そう感じてもらえることが、アナタの発信の一番の強みになります。
一通一通に、心をこめて。小さな工夫が、読者の記憶に長く残るメッセージになります。
おわりに
メルマガは、アナタの声を届ける手紙のようなもの。
出版したあとに「思ったより読まれないな」と感じたときこそ、
読者との信頼を見つめ直してみてください。
焦らなくて大丈夫。アナタの言葉に、ちゃんと力があります。
アナタの文章がやさしく読者の心にふれたとき、その電子書籍は「読んでみたい一冊」へと変わっていきます。
これから始まるメルマガ配信が、アナタにとってワクワクする時間になりますように。
今日から、読者とのつながりを見つめなおして、アナタ自身の言葉で、もっともっと魅力的なメルマガを育てていきましょう。
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