「【KDP】Kindle出版のビジネス書でAmazonランキング上位を狙う!売れるテーマを作る7つのステップ」

 

 

 

はじめに

「自分の書いたKindle本(電子書籍)が、Amazonランキングの上位に表示され、短期間で多くの読者の目に触れている」

そんなワクワクするような光景を、アナタも想像してみたことはありませんか?

KDP(Kindleダイレクトパブリッシング)などを利用してビジネス書を出版するということは、単に本を出すだけではありません。

アナタが現場で汗をかいて培ってきたノウハウが世の中に認められ、「この分野の第一人者」としての地位を確立することを意味します。

講演依頼が舞い込んだり、憧れの企業と取引ができたりと、アナタのキャリアそのものを大きく飛躍させる、最強のパスポートになるのです。

営業、マーケティング、リーダーシップ、あるいはExcel術やメンタルヘルスまで。

どんなジャンルであれ、読者は常に「今の苦しみを解決してくれる新しい教科書」を求めています。

しかし、KDPは無料で誰でも利用でき、手続き完了後は数日以内にAmazonストアで販売開始できるセルフ出版サービスだからこそ、ただ漫然と書くだけでは、毎日販売される膨大な新刊コンテンツの中に埋もれてしまうのが厳しい現実です。

大切なのは、市場のニーズを的確に捉え、そこにアナタだけの「強み」と「戦略」を掛け合わせること。

ここでは、Kindle出版でも商業出版でも通用する、思わず読みたくなるような骨太な企画を作るための7つのステップをご紹介します。

以前よりもさらに踏み込んだ、プロ直伝の実践的なガイドになっています。

アナタの知識を、Kindleストアで読者が待ち望む「最強の武器」に変える方法を、順を追って一緒に見ていきましょう。

1 KDPでも重要!まずは「自分の強み」を棚卸しする

素晴らしいテーマを思いついても、それを語る資格や説得力がなければ、シビアなビジネス書の読者はついてきません。
読者は、貴重なお金と時間を投資して、明日の仕事に役立つ確かな情報を求めているからです。
まずはKindle出版の方法を調べる前に、アナタ自身が持っているキャリアや経験という資源を丁寧に掘り起こすことからスタートしましょう。
「何を書くか」と同じくらい、「誰が書くか」が問われるのがビジネス書や電子書籍の世界です。
以下のポイントをじっくりと見つめ直してみてください。

・ 実績や実体験に基づかない空理空論は、どれだけ立派な言葉を並べても読者の心には響きません
読者は本能的に「この著者は本当に現場を知っているのか?」と厳しく見ています。ネットで調べた情報のまとめではなく、アナタ自身が汗をかいて得た「一次情報」であってこそ、言葉に重みと信頼が生まれます。まずは自分が自信を持って語れる具体的なエピソードがどこにあるのか、過去の業務日誌や実績を振り返って探してみましょう。正直なところ、失敗談のほうが読者の共感を呼ぶことも多いんですよ。

・ 「アナタが語るからこそ価値がある領域」はどこか、客観的な視点で明確にしましょう
同じ「チーム作り」というテーマでも、カリスマ社長が語るのと、中間管理職が「上と下の板挟みの苦悩」とともに語るのとでは、響く読者層が全く異なります。アナタの立場や職種だからこそ見える景色、言える本音は何でしょうか? そこにこそ、競合のKindle本が真似できないオリジナリティの種が眠っています。

・ スキルや資格だけでなく、アナタがこれまでの仕事人生で抱いてきた「譲れないこだわり」も重要な要素です
数字で表せる結果だけが全てではありません。「この業務効率化のことなら誰よりも熱く語れる」「顧客対応の品質には命をかけている」といった職業的な偏愛も、立派な強みになります。読者は、著者の熱量に感化されてファンになることも多いのです。自分が何に対して情熱を注いできたか、心の奥底にある熱源を探り当ててください。

まずは自分自身を知ること。これがすべての土台となります。
どんなに市場分析が完璧でも、土台となる「著者自身の魅力」がグラグラしていては、良いコンテンツは建ちません。
自分の中にあるビジネスの武器を一つひとつ丁寧に取り出し、並べてみる作業から始めてみましょう。
きっと、アナタ自身も気づいていなかった「世の中に伝えるべき知見」が見つかるはずです。

Q 業界ナンバーワンのような、輝かしい実績がないとKindle出版は無理ですか?

A 決してそんなことはありません。
むしろ「超一流の人の話」は、普通の読者には「雲の上の話」に聞こえてしまい、「自分には真似できない」と敬遠されることもあります。
例えば、「数々の失敗から学んだ、凡人でもできる泥臭い営業術」や「入社1年目で知っておきたかった経理の基本」など、等身大の実践記録こそが、多くの読者の共感を呼び、役に立つケースも多いのです。
「すごい結果」よりも「読者の悩みを解決できる再現性のあるノウハウ」があるかどうかが重要です。

2 電子書籍が売れた後の「ゴール」を決める

本を出すことはゴールではありません。あくまでアナタのビジネスを加速させるためのスタート地点です。
多くの著者が陥りがちなのが、「Kindle本は売れたけれど、肝心の本業の売上にはつながらなかった」というミスマッチです。これって、すごくもったいないと思いませんか?
アナタがコンサルタントや講師、経営者であるなら、読者は将来の「見込み客」でもあります。
テーマを選ぶ段階で、「この電子書籍を読んだ読者は、私に仕事を頼みたくなるだろうか?」という視点を持つことが極めて重要です。
以下のポイントを意識して、出版後の未来図を描いてみましょう。

・ 読者のターゲット層と、アナタの本業のお客様層がずれていないか確認しましょう
例えば、アナタが「企業の経営者」に向けて高額なコンサルティングを提供したいとします。それなのに、「新入社員向けのビジネスマナー」という本を書いてしまったらどうなるでしょうか? 本は売れるかもしれませんが、それを読んだ新入社員はアナタのコンサルティングを契約できません。ターゲットが一致していることは必須条件です。

・ 本の内容が、アナタの本業の商品やサービスの「信頼性を高めるもの」になっているか考えましょう
本は「最高の名刺」です。その名刺に何が書かれていれば、相手は信頼してくれるでしょうか。「私はこの分野の専門家です」と胸を張って言えるテーマを選ぶことで、読者は「この著者に相談すれば間違いない」と感じてくれます。本を読み終わった後に、「著者のセミナーに行ってみたい」「もっと詳しい話を聞きたい」と思わせる導線が必要です。

・ 出版によって「どのような自分」になりたいのか、ブランドイメージを明確にしましょう
「厳しいけれど頼れるリーダー」として見られたいのか、「親しみやすく優しいアドバイザー」として見られたいのか。それによって、選ぶべきテーマや文章の語り口も変わってきます。Kindle出版を通じて世の中に発信したい「自分のキャラクター」をあらかじめ決めておくことで、ブレない企画ができあがります。

本を書く労力は大変なものです。だからこそ、その努力が報われるように設計しなければなりません。
「書きたいこと」と「本業で求められていること」が重なるスイートスポットを見つけること。
それが、出版をきっかけにビジネス全体を大きく成長させるための賢い戦略です。

Q 本業の宣伝ばかり書くと、読者に嫌われませんか?

A おっしゃる通り、宣伝色が強すぎると読者は離れてしまいます。
あくまで「読者の悩みを解決すること」を最優先にしてください。
その上で、「より深く学びたい人は、著者のサービスも利用できますよ」というスタンスが理想です。
読者が「この本のおかげで救われた。著者に直接会ってお礼が言いたい、もっと教わりたい」と自然に感じるような、圧倒的な価値提供を行うことこそが、結果として最高の本業アピールになります。

3 Amazonランキングや競合のKindle本を分析する

ライバルとなる本を調査するとき、多くの人は「ここがわかりにくい」「内容が古い」という欠点ばかりを探しがちです。
しかし、それだけでは片手落ちです。Amazonランキングでベストセラーになっている本には、必ず多くのビジネスパーソンに支持されるだけの明確な理由があります。
その理由を無視して差別化を図ろうとすると、単なる「奇をてらった本」になってしまい、読者のニーズから外れてしまう恐れがあります。
批判的な視点だけでなく、リスペクトを持って学ぶ姿勢で、以下の視点からランキング上位のKindle本や書籍を分析してみましょう。

・ 売れ筋本の不満点(★1レビュー)だけでなく、多くの人が絶賛している理由(★5レビュー)も徹底的に分析してください
低評価レビューは「読者の満たされない悩み(ペインポイント)」を教えてくれますが、高評価レビューは「読者が求めている解決策の黄金パターン」を教えてくれます。「なぜこの本はこれほど支持されているのか?」を言語化し、そのエッセンスを自分の企画にも取り入れることで、ヒットする確率がグンと高まります。

・ 既存のヒット要素(王道)をしっかりと押さえつつ、まだ解消されていない「読者の痛み」をピンポイントで突きに行きましょう
完全に新しい概念は、忙しいビジネスパーソンにとって理解のコストが高すぎます。「よくある悩み」に対する「王道の解決策」をベースにしつつ、「でも、この部分の具体的なやり方はまだ誰も書いていませんよね?」と、既存の本が取りこぼしている細かい悩みや、現代的な視点を付け加えるのが賢い戦略です。

・ 本の内容だけでなく、タイトルや表紙デザイン、目次の構成からも「売れるための工夫」を学び取りましょう
読者はまず見た目(表紙デザインやタイトル)で本を選びます。競合書がどのようなキャッチコピーを使って読者の心を掴んでいるのか、どんな章立てで読者を飽きさせず、最後まで読ませる工夫をしているのか。外側のパッケージングも含めてライバルを研究し、そこから一歩抜け出すためのヒントを得てください。

競合分析は、決して「マネをするため」に行うのではありません。
先人たちが築いてきた「売れる型」を学び、そこへ敬意を払いつつ、アナタなりの新しい色を加えるためのステップです。
「このKindle本も素晴らしいけれど、私の本があればもっと読者は救われるはずだ」と胸を張って言えるようになるまで、市場にあるコンテンツと対話してみてください。

Q すでに似たようなテーマの本がたくさんある場合、参入しないほうがいいですか?

A むしろチャンスと捉えましょう。
類書が多いということは、それだけ悩みを持っている人が多く、市場が大きいという証拠です。
「コミュニケーション」や「時間術」、「マネジメント」といった激戦区であっても、「切り口」を変えれば勝機は十分にあります。
例えば、「話し方」の本がたくさんあるなら、「エンジニアのためだけの論理的な話し方」や「オンライン商談に特化した画面越しの伝え方」といった具合に、ターゲットやシチュエーションをずらすことで独自性を出せます。

4 独りよがりなニッチを避け、Kindle Unlimited読者も意識する

差別化しようとするあまり、誰も知らないようなマニアックな分野を狙いすぎてしまうことがあります。
確かにライバルはいないかもしれませんが、そこには読者もいないかもしれません。
出版社はボランティアではなく、利益を出す企業です。商業出版の場合、ある程度の部数が売れる見込みがなければ、企画会議を通すことはできません。KDP(セルフ出版)の場合、誰でも簡単に出版はできますが、需要がなければ誰にも読まれないままです。
狭すぎるテーマは、そもそも興味を持つ読者の数が少なすぎて、出版企画として成立しないことが多いのです。
以下のバランス感覚を大切にして、企画を練り上げていきましょう。

・ 「類書がゼロ」というのはブルーオーシャンではなく、そもそも需要がない「不毛の地」の危険性が高いと心得てください
Amazonで検索して一冊も似た本が出てこない場合、それは「誰も思いつかなかった大発見」である可能性よりも、「過去に誰も商売にならなかった分野」である可能性の方が高いです。「売れているジャンル」の中に身を置きつつ、わずかに角度を変えて新しさを出すのが鉄則です。

・ 入り口は特定の職種や悩みに絞りつつ、出口となる解決策には多くの人に響く普遍性(広がり)を持たせましょう
例えば「食品工場の工場長向け」とターゲットを極端に絞るのは良いことですが、そこで語られるノウハウが「その工場でしか使えない特殊なもの」だけだと読者は限られます。「工場の事例だが、オフィスワークの生産性向上にも応用できる」として昇華させることで、KDPセレクトに登録し、Kindle Unlimited利用者にも読まれる可能性が高まります。

・ 「自分だけが書きたいこと」になっていないか、常に「読者の顔」を思い浮かべてチェックしましょう
ニッチを狙うときほど、著者のこだわりが暴走しがちです。「こんな細かいこと、知りたい人はいるだろうか?」と冷静に自問自答してください。友人や同僚に「こういう本があったら読みたい?」と聞いてみるのも良いでしょう。独りよがりな研究発表ではなく、読者の役に立つ実用書を目指すのです。

ニッチ戦略の真髄は、「狭く深く」刺しつつ、「広く」届けることにあります。
「私のことだ!」と特定の人に強烈に思わせながら、読み進めるうちに「これは仕事をするすべての人にとって大切なことだ」と気づかせる。
そんな奥行きのある構成ができれば、アナタの本はニッチでありながら、長く読み継がれる定番書になる可能性を秘めています。

Q ターゲットを絞りすぎると読者が減ってしまうのが怖いです。

A 逆説的ですが、ターゲットを絞るほどメッセージは鋭くなり、結果的に多くの人に届きやすくなります。
「全ビジネスパーソン向け」の本は、誰にとっても「自分には関係ない本」に見えてしまうものです。
「新任の課長向け」と絞っても、「ベテランの課長」や「これから課長になる係長」も手に取ってくれます。
まずは特定の誰か一人の顔が浮かぶくらい具体的にターゲットを設定し、その人の悩みを深掘りすることで、結果的に似た悩みを持つ多くの人の心に響くようになります。

5 コンテンツに「キャッチーな名前」をつける

アナタの持っている素晴らしいノウハウも、ただの「体験談」のままでは読者が実践できません。
ビジネス書として多くの人に読まれるためには、個人の体験を「誰でも使える型(メソッド)」に変換する必要があります。
そして、そのメソッドには、一度聞いたら忘れないような「キャッチーな名前」をつけてあげましょう。
名前がついた瞬間、アナタのノウハウは「コンテンツ」として独り歩きし始め、口コミで広がりやすくなります。
以下の手順で、アナタの知恵をパッケージ化してみましょう。

・ アナタが無意識にやっていることを分解し、「3つのステップ」や「7つの法則」のように体系化しましょう
「なんとなくうまくいった」では読者は真似できません。「まずAをして、次にBをして、最後にCをする」と手順を明確にすることで、読者は「自分にもできそうだ」と感じてくれます。複雑なことをシンプルに整理し、再現性を持たせることが、プロの著者の仕事です。

・ メソッド化したノウハウに、ユニークで覚えやすい名前(ネーミング)を授けましょう
例えば、単なる「整理法」よりも「断捨離」と言われたほうが、コンセプトが明確になり記憶に残ります。「PDCA」も元々はただのサイクルですが、名前があるからこそ世界中に普及しました。アナタ独自の造語でも構いません。言葉の響きやリズムを工夫して、つい口に出したくなるような名前を考えてみてください。

・ そのメソッドを使えば、どんなビフォー・アフターが待っているのかを一言で表現できるようにしましょう
読者はメソッドそのものが欲しいのではなく、メソッドを使った後の「変化」が欲しいのです。「たった3秒で相手の心を開く」や「1枚の紙で会議が終わる」のように、効果効能を具体的に示すことで、そのメソッドの価値が伝わります。

名前をつけることは、アナタのノウハウに命を吹き込むことです。
「〇〇式」や「〇〇メソッド」という言葉が読者の会話の中で使われるようになったとき、アナタは真の意味でその分野の第一人者となります。
読者が友人に「これ知ってる?」と教えたくなるような、魅力的なパッケージを作ってみてください。

Q 良いネーミングが思いつきません。コツはありますか?

A 既存の言葉の組み合わせから始めてみましょう。
「逆説(しない、捨てる)」「数字(9割、1分)」「比喩(武器、力)」などを組み合わせると、インパクトが出やすくなります。
また、ターゲット層が普段使っている言葉や、逆に全く使わない異質な言葉をあえて混ぜるのも効果的です。
一人で悩まず、周りの人にいくつかの案を見せて、「どれが一番中身が気になる?」と聞いてみるのが一番の近道です。

6 1年後のニーズを見据えて出版する方法

本づくりには、想像以上に長い時間がかかります。
商業出版では企画から刊行まで半年〜1年以上かかるケースが一般的です。KDPなどのセルフ出版であれば、よりスピーディーに出版できますが、それでも執筆には時間がかかります。
つまり、今この瞬間に流行っているタピオカのような一過性のブームをテーマにしても、本が出る頃には世間の関心が薄れ、「今さら感」が出てしまう可能性があるのです。
そのため、現在のトレンドを追いかけるのではなく、時間軸を少し先に設定する視点が必要です。

・ 本が出るのは早くても半年〜1年後。「今の流行」そのものではなく、「定着しつつある変化」を予測してテーマを選びましょう
今のニュースに飛びつくのではなく、そのニュースが1年後の私たちの働き方にどう影響しているかを想像します。一時的な熱狂ではなく、じわじわと浸透し、当たり前になっていく価値観やワークスタイルの中にこそ、書籍としての勝機があります。

・ 一過性のブームではなく、構造的な課題解決や、変わらない人間の本質的な悩みをテーマに選びましょう
例えば、「最新のSNSアプリの操作マニュアル」はアプリの仕様が変われば終わりですが、「SNS時代における、個人のブランド力の高め方」であれば、ツールが変わっても応用が利きます。流行り廃りの激しい表層的な情報ではなく、その奥にある根本的な課題にフォーカスしてください。

・ 法改正や制度変更、人口動態など、「確実に来る未来」から逆算して、これから増える悩みを先回りしましょう
「来年から始まるインボイス制度」や「定年延長によるシニア雇用の課題」などは、予測ではなく確定した未来です。それに伴って必ず発生するであろう悩みやトラブルを予測し、その処方箋となる本を用意しておくのです。これが本当の意味での「時代の先取り」です。

未来を予測するといっても、予知能力は必要ありません。
世の中の大きな流れを冷静に見つめ、「これから働く人々はどう変化していくのか?」「どんなことに困るようになるのか?」と思いを馳せること。
その想像力が、時代を超えて読み継がれる名著を生み出す原動力となります。
焦らず、じっくりと腰を据えて、未来の読者のためにペンを執りましょう。

Q 将来の予測なんて難しくてできません。どうすればいいですか?

A 専門家のような予測をする必要はありません。
すでに始まっている「変化の兆し」を見つけるだけで十分です。
例えば、「リモートワークで部下の様子が見えない」「若手の離職が増えている」「副業を始める人が増えた」など、アナタの周りで起きている小さな変化に注目してください。
その変化は、じきに多くの人が直面する課題になります。「これから増えるであろう悩み」を先回りして解決してあげる姿勢が、ヒット作を生むカギとなります。

7 原稿作成前にSNSで「味見」をしてもらう

ここまで準備して「完璧な企画」ができても、いきなり執筆を始めるのは少しリスクがあります。
なぜなら、アナタが「これは絶対に売れる!」と思い込んでいても、読者の反応は全く違う場合があるからです。
そこでオススメなのが、本格的に原稿作成やepub作成を始める前に、SNS(Note、X、ブログなど)を使って「テストマーケティング」を行うことです。
料理人が新作メニューを出す前に、常連客に小皿で試食してもらうのと同じ感覚です。
読者のリアルな反応を見ながら企画を微調整することで、失敗のリスクを極限まで減らすことができます。

・ 企画のコンセプトやタイトル案、目次の一部などをSNSで発信し、反応(いいね、リポスト、保存数)を見てみましょう
もし全く反応がなければ、それは「テーマに需要がない」か「見せ方が悪い」かのどちらかです。本を書き上げてからそれに気づくのでは遅すぎますが、今ならまだ修正できます。逆に、予想外の投稿に大きな反響があれば、それが「隠れた売れるテーマ」である可能性が高いです。

・ 読者からのコメントや質問は、企画をブラッシュアップするための「黄金のヒント」です
「ここがもっと知りたい」「ここはよくわからなかった」という生の声を拾い上げ、それを本の内容に反映させましょう。読者と一緒に本を作っていく感覚を持つことで、独りよがりな内容になるのを防げます。また、この段階でファンになってくれた人は、本が出たときに最初の購入者になってくれる大切な応援団です。

・ 「小さく出して、大きく育てる」意識を持ち、柔軟に内容を変えていく勇気を持ちましょう
最初に決めたテーマに固執する必要はありません。SNSでの反応を見ながら、「こっちの切り口の方がウケが良いな」と思ったら、どんどん方向修正してください。市場と対話しながら作り上げた企画は、机の上だけで考えた企画よりも、はるかに強靭で魅力的なものになります。

いきなり10万字を書くのは大変ですが、140文字や2000文字の記事なら今日からでも始められます。
SNSは、アナタの企画を試すための最高の実験場です。
怖がらずにアイデアを世の中に投げかけてみてください。
そこで得られた手応えこそが、自信を持って執筆に取り組むための最大のエネルギーになるはずです。

Q SNSのフォロワーが少なくてもテストになりますか?

A はい、十分になります。
フォロワー数が少なくても、ハッシュタグなどを活用して、見知らぬ人に届けることは可能です。
むしろ、フォロワーが少ない状態でバズる(反応が良い)投稿こそ、コンテンツ自体の力が強いという証明になります。
数は少なくとも、熱心な反応や具体的なコメントがもらえるかどうかに注目してください。
たった一人の「続きが読みたい!」という声が、アナタの背中を強く押してくれるはずです。

おわりに

ここまで、KDP(Kindle出版)やビジネス書市場で確実に結果を出すための、実践的なテーマ選びについてお話ししてきました。

独自性のあるテーマとは、決して奇抜なアイデア勝負ではありません。

アナタの持っている「強み」を生かし、市場の「王道」と「不満」を分析し、少し先の「未来」を見据えること。

さらに、読者にとってわかりやすい「メソッド」に落とし込み、SNSでの「テスト」を経て磨き上げること。

これらを丁寧に組み合わせることで、読者が「まさにこういう本を待っていた!」と感じる企画が生まれます。

差別化の目的は、他と違うことをするためではなく、Amazonランキングや書店で読者がアナタの本を選ぶ「明確な理由」を作ることです。

本を出すことは、アナタ自身のキャリアを輝かせ、世の中のビジネスパーソンを勇気づける素晴らしいプロジェクトです。

さあ、アナタの中に眠る経験や知識を、読者が求めている形に磨き上げてください。

アナタの言葉が書籍となり、誰かの仕事人生を変える一冊になる日を楽しみにしています。

 

 

「KDPではじめる セルフ・パブリッシング」 倉下 忠憲 (著)のご紹介

「いつか自分の本を出したい」そんな想いを叶える一冊です。
家事や仕事に忙しいアナタも、資金ゼロからKindleで作家デビューが目指せます。
実体験から生まれた分かりやすいノウハウが満載。
初めてでも安心、夢への第一歩を応援します。

※画像はイメージです

 

 

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