「【初心者向け】電子書籍の実用書フォーマット設定ガイド決定版!読者に伝わる仕組みづくり」
はじめに
アナタが今まで歩んできた日々の中には、きっと誰かにとって宝物のようなヒントがたくさん詰まっています。
「自分の経験、本当に役立つのかな?」と少し迷いながらも、実用書を書いてみたいと感じているアナタへ、心からエールを送りたいです。
実用書は、読者の毎日に“すぐ役立つヒント”を届ける本。たとえば、こんな身近なテーマが、アナタの経験そのものです。
・家計管理や節約のワザ
・子育ての実感や小さなコツ
・健康を守るための日常習慣や料理の知恵
・資格取得への挑戦や勉強法
・スマホやパソコンの便利な使い方
・片付けや整理のちょっとした工夫
こうしたテーマは、アナタが日々感じた“リアルな悩みや発見”から生まれます。それこそが、読者に響く“生きた価値”なのです。
そして、その思いを電子書籍にすれば、どこにいても多くの人と分かち合えます。でも、その時に大切なのが「フォーマット=読者への優しさ」です。
この記事では、初心者が悩みやすい電子書籍フォーマット設定について、アナタに寄り添いながら、とことん丁寧に解説していきます。アナタの一冊が、読んだ人の毎日にそっと寄り添う存在になるよう、ワクワクしながら準備していきましょう。
1 フォーマットの基本を知って正しく選ぼう
電子書籍のフォーマットは、読みやすさも、見た目の印象も大きく左右します。どんな内容を届けたいか、どんな読者に伝えたいかによって、選ぶべき形式が変わります。ここで、アナタの本がぐっと魅力的になる第一歩が始まります。
・EPUBは、文字がメインの実用書にぴったり。読者の端末に合わせて文字の大きさや行間が自動で調整されるので、読みやすさが保たれやすい
・MOBIは、昔のKindle形式ですが、今は新規サポートされていません。KDPでは使わないようにしましょう
・PDFは、紙の本のようなレイアウトを再現できるので、画像や図解が多い資料に向いています。ただし、スマホでは拡大や縮小が必要になることもあるので注意が必要です
文字中心ならEPUB、デザイン重視や図表がメインならPDFを検討しましょう。MOBIはもう古い形式なので、迷ったら選ばなくて大丈夫です。
2 売れない理由はフォーマットだけじゃない!でも読みやすさは未来を変える
「いい本なのに、どうして売れないんだろう?」そんな壁にぶつかること、実は少なくありません。その理由のひとつが“読みにくさ”にあることも多いのです。読者は、読みやすい本を最後まで楽しみたいと思っています。
内容が良くても、文字が詰まりすぎていたり、画像が途中で切れていたり、レイアウトが崩れていたら、せっかく興味を持ってくれた読者も途中で離れてしまうかもしれません。それは、とても惜しいことです。
・読みにくい本は、読者の集中力を奪ってしまう
・スマホで読んだとき、文字が小さすぎたり、画像がうまく表示されなかったりすると、すぐに離脱されてしまう
・「読むのが疲れる」と思われてしまうと、レビュー評価にも影響しやすい
読みやすいフォーマットは、読者への“おもてなし”です。アナタの本が「読んでよかった」と思われる、その裏側には、丁寧なフォーマット設定が必ずあります。
3 フォントや装飾は“読みやすさ”を最優先に整えよう
電子書籍では、デザインや装飾を派手にしすぎると、逆に読みづらくなることがあります。紙の本とは違い、読者の端末ごとに文字の大きさや行間が変わるからです。読みやすさを守るには、できるだけシンプルな見出しや強調が効果的です。
・太字や見出しはシンプルに、使う場所を絞ろう
・色文字や特殊なフォント指定は、端末によって反映されないこともあるので控えめに
・一文をあまり長くせず、適度な区切りで書くとスクロールしやすい
・段落の途中で空白を入れるだけでも、読み心地が大きく変わる
アナタの思いをスムーズに伝えるためには、華やかさよりも読みやすさにこだわりましょう。読者の「読んでよかった」の声は、きっと読みやすい本から生まれます。
4 KDPプレビュー機能で“見落とし”ゼロに
KDP(Kindle Direct Publishing)には、出版前に本の見た目を確認できるプレビュー機能が備わっています。これを活用すれば、思わぬ表示崩れやミスを未然に防ぐことができます。
・Webブラウザから、ページ送りや目次、タイトル表示を細かく確認しよう
・「Kindle Previewer」という無料アプリを使えば、よりリアルな表示をPC上でチェックできる
・画像のズレや改行の乱れ、タイトルの途中切れなど、細かいところまで一つずつ確認してみよう
出版後に「表示が乱れてしまった!」というトラブルを防ぐためにも、プレビュー機能は頼れる味方。アナタの大切な本が、どんな端末でもきれいに読めるよう、念入りにチェックしましょう。
5 いろいろな端末で“実際の見え方”をチェックしてみよう
プレビューでの確認が終わっても、実際にいくつかの端末で本を開いてみると「意外と違う!」という気づきがあります。スマホ、タブレット、パソコン、Kindle端末。それぞれの見え方をチェックすることで、どんな読者にも安心して届けられます。
特に今は、スマホで本を読む人がとても多い時代です。スマホの小さな画面でも読みやすいか、余白が十分か、文字が詰まっていないか、画像や図解がきちんと表示されているか――こうした視点が大切です。
・iPhoneやAndroid、タブレット、Kindle端末など、できるだけ複数で確認しよう
・行間が狭くなりすぎていないか、段落ごとの空きが保たれているかも見よう
・図や写真が端からはみ出していないか、操作しなくても見やすいかどうかも大事
この「ちょっとした配慮」が、アナタの本への信頼や愛着に変わります。読者が「この本、読みやすい!」と感じるポイントは、こんな小さな工夫の積み重ねです。
おわりに
実用書を電子書籍にして届けることは、単なる技術や手順の話ではありません。それは、アナタの思いを“より伝わる形”に整える、とても大切な過程です。
アナタの経験が、だれかの毎日を少しでも前向きに変える――そんな素敵な未来が、この一冊から始まるかもしれません。「この本で悩みが解消された」と感謝される日、その喜びはアナタ自身の自信や新しい挑戦の原動力になります。
アナタの手元にある原稿は、世界に一つだけの“伝えたい価値”そのもの。
ワクワクした気持ちで、一歩ずつ形にしていきましょう。アナタの実用書が誰かの心に届く瞬間を、心から応援しています。
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※画像はイメージです