「Amazonランキング徹底活用!KDP(Kindle出版)で売れる電子書籍のテーマを確実に見つける方法」

 

 

 

はじめに

「Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)で電子書籍を出してみたいけれど、一体何を書けば読んでもらえるの?」
「専門知識もない自分なんかが、Amazonで本を出してもいいのだろうか…」

そんな不安、感じたことはありませんか?
正直なところ、私も最初はそうでした。「自分の書いたものなんて、誰にも必要とされないんじゃないか」って、パソコンの前で手が止まってしまうんですよね。

でも、テーマ選びで迷子になってしまうのは、アナタに才能がないからではありません。ただ、進むべき方向を示す「市場の地図」を持っていないだけなのです。

想像してみてください。アナタが心を込めて書いたKindle本がAmazonのサイトに並び、それを読んだ見知らぬ誰かから「この電子書籍のおかげで助かりました!」と感謝のレビューが届く場面を。

自分のささやかな経験が誰かの役に立ち、さらにそれがAmazonから「ロイヤリティ(印税のような報酬)」として振り込まれる。
個人で行う電子書籍出版には、そんなふうに日常を少しだけ明るく変える力があります。

実は、普段何気なく見ているAmazonの販売サイトそのものが、もっとも頼りになる参考書であり、ヒントの宝庫でもあります。
そこには、読者が今なににお金を払っているのか、どんな情報を求めてさまよっているのかという「答え」が、あちこちに散らばっているのですから。

やみくもに書き始める前に、少しだけ深呼吸して、リサーチの時間をとってみませんか?
Amazonランキングや検索機能を賢く利用して、読者が「待ってました!」と喜ぶテーマを見つけ出す方法を、これから一緒に見ていきましょう。

1 カテゴリ選びでKindle出版の勝負の8割が決まる

多くの著者が陥りやすいのが、ライバルが多すぎる場所で戦ってしまうことです。まずは自分が輝ける場所、つまり「戦う場所」を正しく選定することから始めましょう。Amazonには無数のカテゴリがありますが、どこに自分の電子書籍を置くかで、読者の目に留まる確率は驚くほど変わります。

・ Amazonランキングは「小カテゴリ」をチェック
Amazonのランキングには、すべての本を並べた「総合ランキング」と、ジャンルごとの「カテゴリランキング」があります。ここで大切なのは、総合ランキングや「ビジネス」「小説」といった大きな枠組み(大カテゴリ)だけで判断しないことです。なぜなら、大カテゴリの上位には、テレビで有名なタレント本や、大手出版社が莫大な広告費をかけたベストセラー書籍がひしめき合っているからです。ここはいわゆる「レッドオーシャン(激戦区)」。個人の著者がいきなり飛び込んでも、あっという間に埋もれてしまいます。「ビジネス・経済」という大きな括りではなく、「産業研究」の中の「製造業」や、「暮らし・健康」の中の「ガーデニング」、「語学」の中の「TOEIC攻略」など、さらにその中のニッチな分野を探っていきましょう。

・ ライバルの「表紙」と「顔ぶれ」を確認する
小カテゴリを見つけたら、そこにランクインしている1位から20位くらいまでのKindle本を実際にクリックしてみてください。ここで注目すべきは「表紙」のデザインです。表紙はプロ並みに洗練されていますか? 著者は有名なインフルエンサーでしょうか? もし、Amazonランキング上位に「表紙が手作り感満載」「レビュー数がまだ少ない」本が入っていたら、思わずガッツポーズしていい場面です。なぜなら、そこは「個人出版でも上位に食い込める余地がある場所」だからです。逆に、プロの書籍ばかりが並んでいるなら、悔しいですが潔く撤退して別のカテゴリを探すのが賢明です。また、売れているKindle本の表紙を見て「どんな言葉(キャッチコピー)が書かれているか」をメモしておくと、後で自分の本のタイトルを決めるときにとても役立ちます。

・ 「Kindle Unlimited」対象本が多いかを見る
ランキング上位の本に「Kindle Unlimited(読み放題)」のマークがついているかどうかも、重要なチェックポイントです。KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)を利用した個人出版の収益の多くは、本が購入されることだけでなく、読み放題サービスで「読まれたページ数」に応じて支払われるロイヤリティから発生することがよくあります。上位の本がKindle Unlimited対象であれば、そのジャンルの読者は「サービスを利用して気軽にダウンロードして読む」習慣があるといえます。つまり、アナタの電子書籍も手に取ってもらいやすくなるのです。

このように、まずは「自分が一番になれそうな場所」を慎重に選ぶことが大切です。小さな池で大きな魚になる戦略こそが、KDPでのセルフ出版の勝ち筋といえるでしょう。焦って大きな海に飛び込む必要はありません。アナタが主役になれるステージは、必ずどこかに用意されています。

Q 「最近は投資ブームだから、『お金の増やし方』という本を書けば売れるのではないでしょうか?」

A 確かに需要はありますが、供給も多すぎるのが現状です。
単に「お金の増やし方」という広いテーマでは、有名な投資家やファイナンシャルプランナーの書籍にはなかなか勝てません。
もし書くのであれば、「20代独身のための」「地方在住者向けの」といったようにターゲットを絞ったり、カテゴリをさらに細分化した場所で勝負したりする必要があります。「人気がある=自分が稼げる」とは限らないことを心に留めておきましょう。

2 Amazon検索窓(サジェスト)でKindle本の「今」の悩みを知る

Amazonランキングのチェックで大まかなジャンルが決まったら、次はAmazonの「検索窓」を使って、読者が具体的にどんな言葉で検索しているかを調べましょう。ランキングはあくまで「過去の結果」ですが、検索ワードは「現在進行形の悩み」に近いものだからです。

・ 検索窓に出てくる「予測変換」を見逃さない
Amazonの検索窓に、自分の書きたいテーマの単語をひとつ入れてみてください。たとえば「ダイエット」と入力します。すると、自動的に「ダイエット サプリ」「ダイエット お菓子」「ダイエット 40代」といった候補(サジェスト)がずらりと表示されませんか? これらは適当に表示されているわけではありません。Amazonのシステムが「関心を持っている人が多い」と判断して表示している言葉なのです。この予測変換こそが、市場の声を知る手がかりになります。

・ 「2語目」のキーワードが宝の山
検索窓に入れた単語の次に出てくる言葉、これを「サジェストキーワード」と呼びますが、ここには読者の具体的なニーズが隠されています。「40代」と出れば、若者向けではなく中高年向けのダイエット本に関心がある人が多いと分かります。「お菓子」と出れば、我慢せずに食べたいという切実な願望が見えてきます。この「2語目」のキーワードを電子書籍のテーマにうまく盛り込むことで、読者の心に「私のための本だ!」と響くコンテンツになります。

・ ライバルがいない「穴場キーワード」を探す
予測変換に出てくるのに、それに対応したKindle本が少ないキーワードがあったら、そこは独り勝ちできるチャンスです。多くの人が関心を持っているのに、答えとなる書籍がない状態だからです。検索窓は、読者がこっそりとAmazonに打ち明けている「悩み相談室」のようなものです。そこを覗き見ることで、誰に何を届ければいいのかが、驚くほど明確になります。

Amazonの検索機能を活用することは、読者の頭の中をそっと覗かせてもらうようなものです。「ああ、みんなこんなことで困っていたんだ」という発見が必ずあります。その気づきこそが、KDPで売れるテーマの出発点になるのです。

Q 「書きたいテーマを入力しても、予測変換キーワードが何も出てきません。これはチャンスですか?」

A 残念ながら、それはチャンスではなく「需要が見えにくい」状態の可能性が高いです。
検索候補が出ないということは、その言葉で検索している人が少ないか、まだAmazonにデータが溜まっていないということです。そのテーマで本を書いても、誰にも見つけてもらえないかもしれません。
そんな時は、言葉を言い換えてみましょう。例えば「痩身」で出なければ「ダイエット」に変えるなど、より一般的な言葉を探してみてください。独りよがりにならず、読者が実際に使っている言葉に合わせることが大切です。

3 読者の「本音」はKindle本のレビューの中に隠れている

検索キーワードでニーズをつかんだら、次は実際にランクインしているライバルの電子書籍の中身を調査します。ここでも、ただ「売れているな」と眺めるだけでは不十分です。読者がその本のどこに満足し、どこにがっかりしたのか。その感情の揺れ動きの中にこそ、アナタが書くべき「正解」が隠されているのです。

・ ヒントは「星3つ」のレビューにあり
素晴らしい書籍には「星5つ」のレビューがたくさんつきます。しかし、Kindle出版のテーマ探しのリサーチにおいて、星5つの絶賛コメントはそれほど重要ではありません。「最高でした」「勉強になりました」といった言葉からは、次の具体的なニーズが見えにくいからです。ここで注目すべきは、ズバリ「星2つ〜3つ」のレビューです。ここには「内容は良かったけれど、具体的な実践方法が書かれていなかった」「専門用語が多くて、初心者には難しすぎた」「期待していた○○についての記述が少なかった」といった、読者の冷静かつ正直な感想が書かれています。

・ 「不満」の裏返しこそが「ニーズ」
読者が既存のKindle本に対して抱いている不満は、裏を返せば「こういう本が読みたかったのに」という強い要望です。たとえば、ダイエット本で「道具が高くて続かなかった」という不満があれば、「100均グッズだけでできるエクササイズ」を提案すれば大きな価値になります。英語学習本で「文字ばかりで眠くなる」という声があれば、「マンガで覚える英単語」にすれば喜ばれます。この要望を満たすことさえできれば、アナタの電子書籍は「かゆいところに手が届く」と感謝される一冊になります。

・ レビューの「日付」もチェックする
レビューの内容だけでなく、投稿された「日付」も見てみましょう。もし、上位のKindle本のレビューが数年前のものばかりだとしたら、そのジャンルの情報は古くなっている可能性があります。読者はいつだって「最新の情報」を求めています。「2025年最新版」「今の時代に合った方法」としてアナタが新しい情報を提示できれば、古いベストセラー書籍を追い抜くことも決して夢ではありません。

こうした「惜しい!」という意見や情報の鮮度は、次のヒット作を生むための種になります。先人たちが残してくれたデータには、アナタが入り込む隙間がたくさん空いています。そこを埋めるだけで、読者から感謝されるコンテンツが出来上がるのです。

Q 「リサーチのために低評価レビューを読んでいると、自分まで批判されているようで辛くなってきませんか?」

A その気持ち、すごくよく分かります。私も最初はドキドキしました。
しかし、ここでは感情を切り離して「データ」として捉えてみましょう。批判は、その本への攻撃ではなく「市場の隙間」を教えてくれる貴重なヒントです。「自分ならこう書くのに」「私ならもっと分かりやすく説明できる」と、解決策を考えるクリエイティブな視点を持つと、レビュー読みが宝探しのように楽しくなってきますよ。

4 「目次」をカンニングして電子書籍の構成を学ぶ

テーマが決まっても、「どんな順番で原稿を作成すればいいか分からない」と悩む人は多いものです。そんなときは、売れているKindle本の構成を参考にさせてもらいましょう。これは決してズルではありません。優れた書籍から学ぶ、賢い方法なのです。

・ 「なか見!検索」で目次をチェックする
Amazonには、本の中身を少しだけ見られる「試し読み(なか見!検索)」という機能があります。売れているライバル本のページを開き、表紙画像をクリックして、目次のページを探してください。目次には、その本が読者をどのように導いているかという「設計図」が書かれています。「最初に何の問題を提起し、次にどんな解決策を示し、最後にどう締めくくっているか」。この流れを見るだけで、自分の電子書籍をどう組み立てればいいかが見えてきます。

・ 目次の「流れ」だけを参考にする(TTP)
もちろん、コンテンツの文章をそのままコピーするのは著作権違反になりますので絶対にNGです。しかし、「構成の流れ」や「章立ての順序」を参考にするのは、ビジネスの世界では「TTP(徹底的にパクる=真似ぶ)」と呼ばれる立派な学習戦略です。たとえば「現状の悩み」→「原因の解明」→「解決策の提示」→「未来の提示」という黄金のパターンを、アナタのテーマに当てはめてみましょう。売れている本には、読者が飽きずに読み進められるリズムがあります。そのリズムを借りることで、初心者でも読みやすい原稿が作成できるようになります。

・ 自分が書けない項目は「飛ばす」か「変える」
ライバル本の目次を見て、「自分にはこの章は書けないな」と思ったら、無理に書く必要はありません。そこを飛ばすか、あるいは自分なりの別の項目に置き換えればいいのです。目次を見ることで「自分に書けること」と「書けないこと」がはっきりし、オリジナリティを出すポイントも見えてきます。

目次は、著者から読者への地図のようなものです。売れているKindle本の地図を参考にしながら、アナタだけのルートを描いてみてください。それだけで、執筆のスピードは驚くほど速くなります。

Q 「他人の本の目次を真似するなんて、ズルをしているようで気が引けます…」

A ご安心ください。これは「パクリ」ではなく「型(テンプレート)を学ぶ」ということです。
たとえば、美味しいカレーを作るとき、まずはレシピ通りの手順で作りますよね? それと同じで、読みやすい本には「王道の構成」があります。骨組みだけを借りて、中身の肉付けはアナタ自身の言葉や体験で行えば、それは完全にオリジナルの作品です。初心者が迷わずに最後まで書き切るための、賢いガイドラインだと思って活用しましょう。

5 アナタなりの視点を加えてKindle出版で唯一無二の本にする

市場のニーズをつかみ、構成のヒントも得ました。いよいよ電子書籍のテーマの決定です。ただし、売れている本の真似をするだけではいけません。先ほどのリサーチ結果を生かして、アナタだけの価値をプラスしましょう。同じ料理でも、スパイスをひとつ加えるだけで味が劇的に変わるように、アナタの本にも独自の風味を加えていくのです。

・ 「不満」を具体的に解消する構成案を作る
競合本のレビューで見つけた「読者の物足りなさ」をリストアップし、それを一つひとつ解消する構成を考えます。もし「難しすぎる」という不満が多いなら、「中学生でも分かるように図解を多用する」というコンセプトが立ちます。もし「精神論ばかりで実践的でない」という声があるなら、「今日からできる3つのワークシート付き」という特典をつけるのも良いでしょう。「他には書いていない○○が分かる」「このKindle本なら、あの不満を解消してくれる」と読者に感じてもらえれば、後発の書籍であっても選ばれる理由は十分にあります。

・ 既存の人気テーマに「アナタの強み」を掛け合わせる
ゼロから新しいジャンルを作る必要はありません。すでに需要がある「売れ筋テーマ」に乗っかりつつ、切り口を少しずらすのです。これが「自分流にアレンジ」するということです。たとえば「片付け」が人気テーマなら、単なる片付け術ではなく「ズボラな主婦でも続く片付け」や「ワンルーム男性専用の片付け」など、ターゲットやアプローチを変えてみましょう。既存の市場に、アナタというフィルターを通すことで、ありそうでなかった新しい価値が生まれます。

・ 「体験談」という最強の武器を混ぜる
読者が一番知りたいのは、教科書的な知識よりも「実際にやってみてどうだったか」というリアルな体験です。「私はこうやって失敗しました」「この方法でうまくいきました」というエピソードは、AIにも書けない、アナタだけのオリジナルコンテンツです。たとえば「禁煙に10回失敗した私が達成できた理由」や「週末だけの副業で月5万稼いだ記録」など、失敗談や恥ずかしい経験こそが、読者の共感を呼び、信頼へとつながります。綺麗事だけではない、人間味のあるエピソードを積極的に盛り込んでいきましょう。

こうして作り上げたテーマは、もはや誰かの真似事ではありません。市場のニーズを汲み取りながらも、アナタらしさが光る唯一無二の企画になっているはずです。自信を持って原稿作成を進めてください。

Q 「私には博士号も特別な資格もありません。そんな人間がKindle本を書いても、説得力がないのではないでしょうか?」

A 権威性だけが本の価値ではありません。「専門家」の言葉が難しすぎて理解できない読者にとって、「一歩先を行く先輩」のような存在は非常にありがたいものです。
「初心者が3ヶ月でマスターした方法」や「失敗続きだった私が変われた理由」など、等身大の経験に基づいたノウハウは、同じ悩みを持つ読者にとって親近感と勇気を与えます。アナタの経験そのものが、強力な差別化要素になるのです。

おわりに

ここまで、Amazonランキングや検索機能を活用した、KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)で売れるテーマ選定の方法をお伝えしてきました。

リサーチなしで執筆を始めるのは、地図もコンパスも持たずに見知らぬ海へ漕ぎ出すようなものです。それでは目的地にたどり着く前に疲れてしまっても無理はありません。

まずはAmazonという巨大なデータバンクを味方につけましょう。
ランキングの奥深くにある「小カテゴリ」に目を向け、検索窓の「サジェスト」で今の関心事を知り、レビューの中に眠る「星3つの本音」に耳を傾けてください。

さらに、売れているKindle本の「目次」や「表紙」からヒントをもらうことで、ヒットする確率はグンと高まります。
そこには、読者が「こんな電子書籍を待っていた!」と歓喜するテーマが必ず隠れています。

アナタの電子書籍が、誰かの悩みを解決し、多くの人に愛される一冊になることを心から願っています。
そして、著者となったアナタ自身も、読者からの感謝と自信を手に入れて、新しいステージへとステップアップしてください。

さあ、まずはAmazonのサイトを開いて、市場の声を聞きにいきましょう!

 

 

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